データとバスケ

バスケをデータから楽しむブログです。

ペリーメーターからのシュートはオフェンスリバウンドも取りづらい

以前NBAの方でこんなデータが紹介されていました。要はショットロケーションによってどうオフェンスリバウンドの確率が変わってくるかということですね。

端的に言えば制限区域内(ゴール下)やペイント内のシュートだとオフェンスリバウンドが最も取りやすい事と、スリーポイントよりもミッドレンジの方がオフェンスリバウンドの確率が悪いというのがポイントだと思います。

Play by Playのデータを解析し、今シーズンのB1についても調べてみました。具体的に言うと、ここまでの全シュートミス23,327本について、ディフェンスリバウンドに終わったのか、オフェンスリバウンドに終わったのかを調べました。

以下が結果です。ちなみにフリースローは当然ながら最後の一本のみ対象にしています。

シュートの種類 シュートミス総数 OREB DREB OREB%
スリー 9054 2499 6555 27.6%
2P(ペイント内) 8383 2072 5663 32.4%
2P(ペイント外) 4381 1042 3339 23.8%
2P 計 9002 3762 12764 29.5%
FG 計 15557 6261 21818 28.7%
フリースロー 1509 180 1329 11.9%

Bリーグの方でもどうやら2点のエリアのペイント外、いわゆるペリメーターと呼ばれるエリアにおけるシュートではオフェンスリバウンドの確率が低そうです。

近年このエリアは得点の期待値が低いことで有名。簡単に言えば2点のエリアのくせにあまり確率良く決められないことで嫌われがちです。

そこに来てオフェンスリバウンドも取りづらいというデータもあれば、ますます避けられるプレーになるかもしれません。ファウルのもらいやすさも考慮すると更にでしょうか。

なぜペリメーターからのシュートだとスリーポイントよりもオフェンスリバウンドが取りづらいのでしょうか。流れの中で打ってないタフショットになりがちだからでしょうか。それともリバウンドを取るべきインサイド陣が打ちがちだからでしょうか。考えてみると面白いかもしれません。

それにしても、NBAもBリーグもフリースローのOREB%って10%以上もあるんですね!気を抜いてしまいがちな瞬間ですが、油断は禁物です。