以前NBAの方でこんなデータが紹介されていました。要はショットロケーションによってどうオフェンスリバウンドの確率が変わってくるかということですね。
Since rebounds seem to be a popular topic on the timeline, a couple charts I had put together on that topic (because ggplot is magic):
— Mike Beuoy (@inpredict) 2020年1月30日
Rebound rate by shot location: With the exception of FTs, the mid-range shot has the lowest OREB%. Restricted area has the highest.
1/2 pic.twitter.com/SNCZlWlqTw
端的に言えば制限区域内(ゴール下)やペイント内のシュートだとオフェンスリバウンドが最も取りやすい事と、スリーポイントよりもミッドレンジの方がオフェンスリバウンドの確率が悪いというのがポイントだと思います。
Play by Playのデータを解析し、今シーズンのB1についても調べてみました。具体的に言うと、ここまでの全シュートミス23,327本について、ディフェンスリバウンドに終わったのか、オフェンスリバウンドに終わったのかを調べました。
以下が結果です。ちなみにフリースローは当然ながら最後の一本のみ対象にしています。
シュートの種類 | シュートミス総数 | OREB | DREB | OREB% |
---|---|---|---|---|
スリー | 9054 | 2499 | 6555 | 27.6% |
2P(ペイント内) | 8383 | 2072 | 5663 | 32.4% |
2P(ペイント外) | 4381 | 1042 | 3339 | 23.8% |
2P 計 | 9002 | 3762 | 12764 | 29.5% |
FG 計 | 15557 | 6261 | 21818 | 28.7% |
フリースロー | 1509 | 180 | 1329 | 11.9% |
Bリーグの方でもどうやら2点のエリアのペイント外、いわゆるペリメーターと呼ばれるエリアにおけるシュートではオフェンスリバウンドの確率が低そうです。
近年このエリアは得点の期待値が低いことで有名。簡単に言えば2点のエリアのくせにあまり確率良く決められないことで嫌われがちです。
そこに来てオフェンスリバウンドも取りづらいというデータもあれば、ますます避けられるプレーになるかもしれません。ファウルのもらいやすさも考慮すると更にでしょうか。
なぜペリメーターからのシュートだとスリーポイントよりもオフェンスリバウンドが取りづらいのでしょうか。流れの中で打ってないタフショットになりがちだからでしょうか。それともリバウンドを取るべきインサイド陣が打ちがちだからでしょうか。考えてみると面白いかもしれません。
それにしても、NBAもBリーグもフリースローのOREB%って10%以上もあるんですね!気を抜いてしまいがちな瞬間ですが、油断は禁物です。