データとバスケ

バスケをデータから楽しむブログです。

ベストシックスマン候補を探す(B1 19ゲーム終了時点)

昨シーズンのベストシックスマン賞は川崎ブレイブサンダースの藤井が受賞しました。このブログでは以前、以下の記事で他にどんなシックスマンがいたのかを調べています。

今回の記事では同じノリで、今シーズンのこれまで(B1は19ゲームが終了)のデータからベストシックスマンの候補を探してみましょう。小ネタです。

シックスマンである以上、あまりスタメンで試合に出ている選手では駄目です。昨シーズンの藤井は以下のような出場状況でした。ご覧の通り全試合に出場していますが、そのうちスタメン出場は11回だったようです。

チーム プレイヤー 試合数 スタメン 総出場時間(分)
川崎 藤井 祐眞 60 11 1419.12

これを参考に私が勝手に現時点での条件を作ってみました。

  • 19ゲーム中16ゲーム以上に出場
  • スタメン出場は4ゲーム以下
  • 試合平均出場時間が20分以上

この条件で抽出されたのはこの選手達でした(試合平均出場時間の多い方から並べています。)

チーム プレイヤー 出場数 スタメン MINPG PPG FG% RPG APG
三河 ジェームズ・サザランド 17 0 26:35 19.2 49.8% 5.9 1.9
A東京 馬場 雄大 18 4 24:38 10.0 48.0% 3.9 2.9
千葉 ジョシュ・ダンカン 19 2 24:16 14.9 51.2% 6.1 1.7
三遠 川嶋 勇人 19 2 21:52 7.3 46.6% 1.8 3.3
A東京 ザック・バランスキー 19 0 21:43 5.6 36.7% 2.9 1.2
富山 水戸 健史 19 3 20:29 6.6 40.0% 2.1 2.2
栃木 竹内 公輔 17 0 20:10 6.9 56.3% 5.1 0.9

三河のサザランドと千葉のダンカンがまず目立ちますね。両チームとも桜木とパーカーという強力な帰化選手を抱えており、大抵の場合においてはその帰化選手と外国籍選手のひとりがスタメンになりがちなので、2人目の外国籍選手としてこのような立ち位置になっていると思われます。

サザランドとダンカンがシックスマンなのかと問われれば、杓子定規に考えればおそらくそうなのですが、なんとなく釈然としない部分もあるのも事実です。ベストシックスマン賞を検討する際、このようなチーム構成をリーグがどう考慮するのかにも注目です。

アルバルク東京は馬場やバランスキーなど高い能力を持った選手を(贅沢にも)ベンチに抱えており、彼らはシックスマンとして試合のさまざまな局面で活躍してくれてす。特に馬場は昨シーズンは新人王、今シーズンはBリーグでも日本代表でも大活躍ということで、もっともベストシックスマンに選ばれやすそうな選手です。

個人的に注目したいのは富山の水戸です。水戸は今季は船生が名古屋から移ってきたことによりスタメンでの出場が一気に減りました(昨シーズンは57試合にスタメンとして出場。)ですがミスターグラウジーズは安定した活躍を続けており、今季はチームが強くなったこともあり、ベストシックスマンが狙える位置にもいると思います。

川嶋についてはあまりこれまでのゲームを追えていませんが、昨シーズンもスタメン出場は17ゲームだったようで、今季も昨季と同じくシックスマンとしての役割を全うしていると思われます。試合平均7.3点も昨シーズン(7.8点)とほぼ同じです。

竹内も昨季はスタメン出場が30ゲームほどあったので、今季は常時オンザコート2の影響でよりシックスマンとしての役割が求められているようです。

B1全選手をここまでの出場試合数をx軸に、スタメン出場数をy軸にとってプロットすると、今回抽出した選手は以下の赤い点の辺りにいる選手です。〇の大きさは試合平均出場時間(MINPG)を表しています。色の濃い薄いがあるのは、濃い部分には点がいくつも重なっている為です。

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まだまだレギュラーシーズンは1/3が終わったばかりですが、現時点のデータからシックスマン候補を調べてみました。