データをネタにしてコンテンツを作っているとひとつ弱点がありまして、それはデータが集まるまではしばらく何もできないということです。新シーズンがはじまって大盛り上がりしているのに、私はひとり昨シーズンの話ばかりをしていて寂しく感じていたりしてました(笑)
そういうわけで2018-19シーズンも第4節、つまり7ゲームまで終わりましたので、ここらで新シーズンの話を書いてみたいと思います。
得点、失点、得失点差
まずは各チームのここまでの得点と失点を見てみましょう。まだデータサイズが7ゲームと少ないので、このブログではおなじみの箱ひげ図は使わず、普通に点で各ゲームを表しています。試合の結果で色分けをしてみました。
あとこれは導入するかどうか迷ったのですが、点の大きさで得失点差が分かるようにしてみました。点が小さいほど最終的な得失点差が小さかったことを表していますので、例えばあるチームに小さい点ばかり並んでいるようでしたら、そのチームのゲームは接戦ばかりだったことが想像されます。
アルバルク東京はさすがという感じで、得点を多く取らなくても勝てるディフェンスのバスケットを確立してきている気がします。ディフェンスはオフェンスほど調子に左右されませんから、長いシーズンを勝ち続けるためにはこれはとても好ましいことです。
琉球はディフェンスもさすがですが、かなりの差を付けて相手に勝利してきているようで、今シーズンはオフェンス力も相当なものではないかと思われます。滋賀、三河、新潟あたりは接戦が続いてますね。富山、千葉、京都はさすがの攻撃力といったところでしょうか。三遠と福岡は今のところかなり苦戦しているようですね。
フィールドゴール%
各チームのシュートの調子はどうでしょうか。今シーズンは制度変更の影響で外国人選手が出ずっぱりなチームもあり、インサイドを使ったオフェンスが増えて、フィールドゴール%は高めのシーズンになるかもしれませんね。
下の図はフィールドゴール%と、2点シュートのみに絞ったフィールドゴール%をプロットしたものです。
今シーズンの京都は今のところえらいシュートが決まっていますね。琉球もとてもよくシュートが決まっています。並里効果でしょうか。富山もスミスがアタックしまくっている関係か、かなり高い数字が出てきます。秋田やSR渋谷はちょっと2点シュートには苦戦している様子が見受けられます。福岡はシュートが入っていないわけではなさそうですね。今のところ白星がない原因はやはりディフェンスなのでしょうか。
リバウンド
以下のブログ記事で説明しましたディフェンスリバウンドとオフェンスリバウンドの取得率を見てみましょう。
記事の中でも書きましたが、オフェンスリバウンドについては値が小さくてもそれがチームの方針、つまりあまり積極的にオフェンスリバウンドに行かないようにしている、という可能性もあります。
まずはやはりアルバルク東京のディフェンスリバウンドですね。本当にきっちりとディフェンスリバウンドを拾っているのだな、という値です。千葉、栃木、三河あたりも良いのですが、王者がやはり一歩抜け出した形のようです。
京都、新潟、福岡、北海道、名古屋Dあたりはディフェンスリバウンドで苦労しているようですね。ここは必ず対策が必要な部分でしょう。
オフェンスリバウンドでは富山と栃木が存在感を示しています。富山と栃木と言うか、スミスとギブスなんじゃないかという気がしますが(笑)ふたりともセカンドチャンス、サードチャンスと次々とボールを毟りとりますからね。あと琉球もすごいですね。ブラウンでしょうか。
上の記事では三遠はオフェンスリバウンドを意図的に取りにいってない説を展開したのですが、このシーズンは今のところ目立って他のチームより低い訳ではないようです。その代わりと言ってはなんですが、京都と名古屋Dが低いですね。あと川崎が低いのも目立ちます。ファジーカスの完全復活が望まれるところです。