データとバスケ

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リバウンド取得率の推移を見てみる

各チームのここまでのリバウンド取得率の推移を見てみましょう。ちなみに取得率の計算は以下のように行っております。

ディフェンスリバウンド取得率 = ディフェンスリバウンド取得数 ÷ (相手のオフェンスリバウンド取得数 + ディフェンスリバウンド取得数)

オフェンスリバウンド取得率 = オフェンスリバウンド取得数 ÷ (相手のディフェンスリバウンド取得数 + オフェンスリバウンド取得数)

B1各チームのここまで(38試合終了時点のデータです)は以下のようになりました。直線は線形の近似線です。

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シーホース三河のオフェンスリバウンド取得率がすごく向上しています。以前にも書きましたがオフェンスリバウンドというのはただ取りに行けばいいというものでもなく、相手にトランジションオフェンスでやられない為にも敢えて無理して行かないという選択も考えないといけないエリアです。

その意味でシーホース三河は、どこかで戦術レベルで変更があったのかなと推測します。それぐらい目立って値が変化しています。

逆にオフェンスリバウンド取得率の減少傾向が目立つのが琉球ゴールデンキングスです。これも上述の戦術的なものによるものかもしれませんが、琉球の場合は外国籍選手に故障が続いており、それが影響している可能性も高そうです。

この図で見ると小さいので各チームの違いがそんなに分からないかもしれませんが、すべてのディフェンスリバウンドとオフェンスリバウンドを合計して取得率を算出すると、以下のような結果になりました。

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総合的に見てやはり強豪チームはリバウンドが強そうです。今季の京都ハンナリーズはリバウンドで苦戦しているようですが、推移を見ると少しずつ向上してきており、おそらく最近の好調さと無関係ではないと思います。ちなみに点がラベルの後ろに隠れてしまっております(すみません。)

B2の方は以下のようになっています。

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島根スサノオマジックがリバウンドで圧倒的な強さを見せていますね。同チームは西地区の1位を走っていますが、間違いなくその要因のひとつがこのリバウンドの強さではないかと想像します(すみません、あまりB2のゲーム自体は観ておりません。)

信州ブレイブウォリアーズはオフェンスリバウンドが最下位ですが、これはおそらくB1の名古屋ダイヤモンドドルフィンズと同様の理由で、スリーポイントシュートがチームの攻撃の主体になっていることによるものでしょう。

愛媛オレンジバイキングスがディフェンスリバウンドで頑張っているようで素晴らしいですが、残念ながらまだ戦績の方の結果にはそれが結びついていないようですね。

サンプルコード

この記事の図を描いたときのコードがこちらで見つかります。