データとバスケ

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Bリーグの最成長選手賞を勝手に表彰する

NBAにはMIPことMost Improved Player(最成長選手賞)という賞が設けられていますが、私の独断と偏見でこの賞をBリーグの選手にも授与してみたいと思います。

Bリーグも2シーズン目が終わったので、単純に1シーズン目と2シーズン目を比べて目立った変化があった選手をデータから見つけ出そうと思います。ちなみに賞の対象者を抽出するにあたり、以下の条件に当てはまる選手は除外しました。

  • 1シーズン目に少しだけリーグに参加し、2シーズン目に本格参戦した新人選手
  • 1シーズン目と2シーズン目で違うチームでプレーした選手

当たり前ですけれど最終的な選出は極めて主観で行っておりますのでご了承ください。

試合平均点が伸びた選手

昨年より点を取るようになった選手を探すべく、試合平均点が増した選手のベスト20を見てみましょう。

選手 チーム 試合平均点の増減 出場試合数の増減 平均出場時間(分)の増減
宇都 直輝 富山 7.5 -1 4.91
ダバンテ・ガードナー 新潟 6.8 5 3.37
高橋 耕陽 滋賀 6.6 44 16.72
大塚 裕土 富山 6.0 8 19.90
熊谷 尚也 大阪 5.1 0 12.42
満田 丈太郎 横浜 5.0 41 15.02
上江田 勇樹 富山 4.7 22 10.53
安藤 周人 名古屋D 4.5 35 11.96
関野 剛平 北海道 4.5 42 11.60
桜木 ジェイアール 三河 3.9 2 5.38
晴山 ケビン 京都 3.7 27 11.82
永吉 佑也 京都 3.7 -3 11.42
ギャビン エドワーズ 千葉 3.5 0 3.02
ベンドラメ 礼生 SR渋谷 2.8 10 3.31
藤高 宗一郎 大阪 2.5 -8 5.55
セオン・エディ 西宮 2.5 20 11.71
富樫 勇樹 千葉 2.5 -10 -1.55
鵜澤 潤 新潟 2.4 13 7.98
山内 盛久 SR渋谷 2.3 14 9.39
並里 成 滋賀 2.3 13 3.02

トップは日本人得点王の宇都、二番手は得点王のガードナーという結果になり、その後は2017-18に本格的に活躍し出した新人か、もしくは富山の大塚や上江田のように移籍をきっかけに大きく出場時間の増えた選手が並んでいます。

この中で個人的に気になるのは大ベテランながら去年より4点近く平均点を上げてきた桜木ジェイアールです。2017-18シーズンでは三河のチーム得点王だった桜木ですが、チームの主力に変化があった後の三河をどのように引っ張っていくでしょうか。

試合平均アシスト数が伸びた選手

アシストは基準が昨シーズンより変わったとかで、実はどの選手も軒並み伸びている傾向にあり、あまり見ても面白くないかもしれませんがベスト20を見てみましょう。

選手 チーム 試合平均アシスト数の増減 出場試合数の増減 平均出場時間(分)の増減
宇都 直輝 富山 3.4 -1 4.91
並里 成 滋賀 3.2 13 3.02
山内 盛久 SR渋谷 2.5 14 9.39
田中 大貴 A東京 2.4 -5 -0.27
五十嵐 圭 新潟 1.9 2 -1.34
二ノ宮 康平 琉球 1.7 33 8.38
橋本 竜馬 三河 1.7 9 3.80
辻 直人 川崎 1.6 8 3.32
笹山 貴哉 名古屋D 1.6 -3 -3.55
相馬 卓弥 島根 1.6 -1 3.10
岸本 隆一 琉球 1.6 0 -2.02
西村 文男 千葉 1.5 25 2.65
満田 丈太郎 横浜 1.5 41 15.02
多嶋 朝飛 北海道 1.4 1 -4.85
エグゼビア ギブソン 大阪 1.4 -30 1.78
長谷川 智也 SR渋谷 1.4 -7 7.48
合田 怜 大阪 1.4 3 6.27
橋本 拓哉 大阪 1.4 -3 2.29
大塚 裕土 富山 1.3 8 19.90
佐藤 託矢 横浜 1.3 -1 1.24

アシストでリーグ1位、2位だった宇都と並里が増分でもワンツーフィニッシュという形になりました。渋谷の山内は今まであまり私がデータをいじくる中では出てこなかったので、何となく嬉しいです。

試合平均リバウンド数が伸びた選手

続いてリバウンドです。ギブソンの躍進が光り、約2本も増加しています。そしてまたしても桜木の名前が見えています。

選手 チーム 試合平均リバウンド数の増減 出場試合数の増減 平均出場時間(分)の増減
晴山 ケビン 京都 2.0 27 11.82
高橋 耕陽 滋賀 2.0 44 16.72
エグゼビア ギブソン 大阪 1.9 -30 1.78
永吉 佑也 京都 1.8 -3 11.42
桜木 ジェイアール 三河 1.4 2 5.38
安藤 周人 名古屋D 1.3 35 11.96
満田 丈太郎 横浜 1.3 41 15.02
熊谷 尚也 大阪 1.2 0 12.42
鵜澤 潤 新潟 1.2 13 7.98
上江田 勇樹 富山 1.2 22 10.53
川邉 亮平 北海道 1.2 51 7.79
ダバンテ・ガードナー 新潟 1.2 5 3.37
相馬 卓弥 島根 1.1 -1 3.10
セオン・エディ 西宮 1.1 20 11.71
田代 直希 琉球 1.1 9 3.52
大塚 裕土 富山 1.0 8 19.90
鹿野 洵生 三遠 0.8 0 4.11
宇都 直輝 富山 0.7 -1 4.91
二ノ宮 康平 琉球 0.7 33 8.38
古川 孝敏 琉球 0.7 1 -0.33

表彰

という訳で冒頭で述べた通り完全に主観ですが、大ベテラン、そして能力の高いチームメートに囲まれてプレイしているにも関わらず、2016-17シーズンと比べて平均得点を3.9点、平均アシストを1.2回、平均リバウンドを1.4回も増加させた三河の桜木ジェイアール選手にMIPを勝手に授与したいと思います。

選手 チーム 平均得点の増減 平均アシストの増減 平均リバウンドの増減 出場試合数の増減 平均出場時間(分)の増減
桜木 ジェイアール 三河 3.9 1.2 1.4 2 5.38

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