今回の記事は半分ネタです。
ご存知の通りバスケットはひとつのチームから5人がコートに立つスポーツです。よって往々にして選手は5つの役割に分割して語られがちです。それを1番から5番と呼んだり、ポイントガード、シューティングガード、スモールフォワード、パワーフォワード、センターと呼んだりします。
しかし同じポジションに分類されるプレイヤーでもプレースタイルは実に様々です。例えば先日の日本代表の面子を見てみても、富樫、篠山、宇都は同じ1番もしくはポイントガードと分類される選手ですが、そのプレーはかなり異なっています。
上のような議論を考慮し、バスケットプレイヤーをもっと細かく分類しようという試みは既になされています。例えば以下のWiredの記事中ではAyasdiという会社のインターンが、NBAの選手を13のグループに分類した例が紹介されています。
今回はこれをヒントに、機械学習を使ってB1の選手を13のグループに分けて(この行為をクラスタリングと呼びます)みたいと思います。機械学習はどの選手とどの選手が似たタイプだと判断するでしょうか。
機械学習のパラメータとして利用したスタッツ
今回機械学習に使ったスタッツの値ですが、まず前提としてどの値も出場時間平均にして使うことにしました。総計を使う、または出場試合平均を使うという手もありましたが、そんなに出番がなかった選手にも光が当たる可能性を増やしたく、出場時間平均を使いました。これに伴い、あまりにも出場時間が少ない(100分に満たない)選手は対象外としました。
以下が実際に使用したスタッツです。逆に言うとこれ以外のスタッツは結果に影響ありません。
- 2点シュートを打った本数の出場時間(分)平均
- フリースローを打った本数の出場時間(分)平均
- リバウンドを取った数の出場時間(分)平均
- ブロックショットをした数の出場時間(分)平均
- 3点シュートを打った本数の出場時間(分)平均
- アシストをした数の出場時間(分)平均
- スティールをした数の出場時間(分)平均
本当は2点シュートの本数はゴールに近い、遠いで分けたかったのですがデータがありませんでしたのでひとまとめでやります。
シュート系のスタッツですが、シュートを決めた数ではなく打った数であることに注意してください。つまり、例えばスリーポイントをたくさん打った選手であれば、成功確率が高かろうが低かろうが同じタイプの選手として分類される傾向にある、ということになります。
最後になりますが、例えばシュートの本数とブロックショットの数では桁が違うので、すべての尺度のスケールを揃えるためにZ得点と呼ばれる値に各値を変換してから用いてます。Z得点は偏差値だと思ってもらえればいいと思います。実際Z得点に10をかけてから50を足せば偏差値です。大体の場合において-3〜3くらいの範囲に収まります。
クラスタリング手法
今回はk平均法と呼ばれる方法を用います。この手法の細かい点の説明は省きますが、注意しなければいけないポイントとして以下があります。
- k平均法は初期値に依存して結果が変わってしまう
- k平均法は最初にいくつのグループに分類するか決めなければならない
初期値に関しては、今回は最初に設定したランダムな値をベースに出た結果を採用することにしました。グループの数は引用した記事と同じ13としました。
クラスタリング結果
まずは13のグループのそれぞれの人数と、各スタッツのZ得点の平均を見てみましょう。若干見づらいですが、平均のZ得点が1.5を超えたものに関しては数値を太字にしています。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 27 | 0.96 | -0.75 | -0.73 | -0.81 | -0.60 | 0.31 | -0.32 |
2 | 17 | 0.05 | -0.56 | -0.42 | -0.48 | -0.30 | 1.51 | 0.51 |
3 | 11 | 1.08 | 1.16 | 1.58 | 1.11 | 0.16 | 1.64 | 1.11 |
4 | 19 | -0.95 | 2.06 | 1.90 | 1.64 | 1.12 | -0.23 | -0.26 |
5 | 29 | -0.51 | -0.25 | -0.44 | -0.60 | -0.52 | 0.10 | 0.04 |
6 | 8 | -0.73 | 0.79 | 0.11 | -0.37 | -0.57 | 0.61 | 2.31 |
7 | 13 | 0.76 | 0.51 | 0.35 | 1.18 | 1.11 | -0.31 | -0.04 |
8 | 16 | -1.20 | -0.45 | -0.37 | -0.03 | 0.01 | -1.01 | -1.11 |
9 | 33 | 0.61 | -0.94 | -0.83 | -0.64 | -0.58 | -0.91 | -0.66 |
10 | 16 | 0.73 | 0.09 | 0.35 | -0.31 | -0.29 | -0.71 | -0.23 |
11 | 21 | 0.48 | -0.55 | -0.47 | -0.84 | -0.70 | 0.06 | 1.66 |
12 | 13 | -1.19 | 0.90 | 0.83 | 1.45 | 2.36 | 1.14 | -0.48 |
13 | 14 | -1.23 | 0.64 | 0.58 | 1.24 | 0.79 | -0.68 | -0.84 |
ではひとつずつグループを見ていきましょう。
グループ1
グループ1に属する選手はスリーポイントを平均以上に打ちました。スティールは平均的ですが、その他のスタッツはすべて平均を下回っています。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | 27 | 0.96 | -0.75 | -0.73 | -0.81 | -0.60 | 0.31 | -0.32 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスリーポイント本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
京都 | 坂東 拓 | SG | 286.68 |
琉球 | 津山 尚大 | PG/SG | 765.10 |
栃木 | 渡邉 裕規 | PG | 679.50 |
栃木 | 山崎 稜 | SG | 236.23 |
三河 | 狩俣 昌也 | PG | 680.98 |
栃木 | 喜多川 修平 | SF | 1161.83 |
三遠 | 田渡 修人 | SG | 1686.48 |
滋賀 | 長谷川 智伸 | SG/SF | 1341.20 |
千葉 | 石井 講祐 | SG | 1141.28 |
三河 | 松井 啓十郎 | SG | 701.92 |
富山 | 上江田 勇樹 | SG/SF | 1066.22 |
富山 | 岡田 優 | SG | 244.63 |
富山 | 橋本 尚明 | SG | 939.37 |
北海道 | 関野 剛平 | SG/SF | 1117.43 |
滋賀 | 高橋 耕陽 | SG/SF | 1068.63 |
川崎 | 谷口 光貴 | SG | 478.60 |
琉球 | 須田 侑太郎 | SF | 1046.85 |
SR渋谷 | 清水 太志郎 | PG/SG | 396.43 |
島根 | 山本 エドワード | PG | 904.37 |
川崎 | 小澤 智将 | SG | 170.42 |
栃木 | 前村 雄大 | PG/SG | 126.18 |
島根 | 相馬 卓弥 | SG | 1474.38 |
A東京 | ザック・バランスキー | SF/PF | 1066.48 |
西宮 | 谷 直樹 | SF | 1515.97 |
川崎 | 長谷川 技 | SG/SF | 1402.47 |
島根 | 後藤 翔平 | PG | 723.58 |
滋賀 | 菅原 洋介 | SG/SF | 374.18 |
グループ2
グループ2を特徴づけるのはなんと言ってもスティール数です。またアシストでも悪くない値が出ています。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2 | 17 | 0.05 | -0.56 | -0.42 | -0.48 | -0.30 | 1.51 | 0.51 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスティール数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
名古屋D | 柏木 真介 | PG | 372.72 |
千葉 | トニー・ガフニー | PF | 360.67 |
滋賀 | 田中 大地 | SF | 143.52 |
千葉 | 西村 文男 | PG | 669.95 |
SR渋谷 | 広瀬 健太 | SF | 956.82 |
大阪 | 合田 怜 | PG | 1027.23 |
SR渋谷 | ベンドラメ 礼生 | PG | 1512.57 |
A東京 | 馬場 雄大 | SF | 831.13 |
京都 | 綿貫 瞬 | PG | 654.55 |
三河 | 橋本 竜馬 | PG | 1313.88 |
千葉 | アキ・チェンバース | SF | 1205.85 |
千葉 | 阿部 友和 | PG | 497.67 |
西宮 | 大塚 勇人 | PG | 259.38 |
北海道 | 桜井 良太 | SF | 1198.57 |
栃木 | 鵤 誠司 | PG | 1137.77 |
名古屋D | 中東 泰斗 | SG | 1424.68 |
三遠 | 川嶋 勇人 | PG | 1352.63 |
グループ3
グループ3は非常に興味深いです。まずグループ2に続きスティールの値が高いです。またフリースローをはじめとして、全体的にシュートを打った回数が多いグループです。アシストも1を超えています。ブロックショットだけは平均的なようです。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3 | 11 | 1.08 | 1.16 | 1.58 | 1.11 | 0.16 | 1.64 | 1.11 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりの2点シュートを打った本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
島根 | タイラー・ストーン | PF | 310.60 |
三遠 | ウェンデル・ホワイト | SF/PF | 773.88 |
栃木 | セドリック・ボーズマン | SF | 814.48 |
栃木 | ライアン・ロシター | PF/C | 1611.45 |
北海道 | ディジョン・トンプソン | SF/PF | 415.90 |
北海道 | グレゴリー・ウィッティントン | SF/PF | 334.03 |
栃木 | ジェフ・ギブス | PF/C | 766.75 |
富山 | ドリュー・ヴァイニー | SF/PF | 696.72 |
西宮 | ドゥレイロン・バーンズ | SG/SF | 1142.70 |
京都 | ジュリアン・マブンガ | PF | 1030.80 |
横浜 | ジェフリー・パーマー | SF/PF | 1115.00 |
グループ4
グループ4は2点シュートとフリースローの本数が多く、またリバウンドも多いです。逆にスリーポイントは少ないことからインサイドの選手が属していると思われます。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 | 19 | -0.95 | 2.06 | 1.90 | 1.64 | 1.12 | -0.23 | -0.26 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのフリースローを打った本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
新潟 | ダバンテ・ガードナー | C | 1771.73 |
京都 | ジョシュア・スミス | C | 1394.12 |
滋賀 | ベンキー・ジョイス | PF | 735.67 |
島根 | ジョシュ・スコット | PF/C | 1352.27 |
富山 | クリント・チャップマン | PF | 453.83 |
大阪 | エグゼビア・ギブソン | C | 716.72 |
千葉 | ギャビン・エドワーズ | PF | 1741.97 |
川崎 | ニック・ファジーカス | C | 1794.27 |
A東京 | アレックス・カーク | C | 1564.98 |
大阪 | キース・ベンソン | C | 692.17 |
名古屋D | ジャスティン・バーレル | PF/C | 1280.90 |
川崎 | ジュフ・バンバ | SF/PF | 159.02 |
富山 | デクスター・ピットマン | C | 1015.27 |
SR渋谷 | ロバート・サクレ | C | 1582.55 |
川崎 | ジョシュ・デービス | PF | 1257.37 |
島根 | ギャレット・スタツ | C | 348.03 |
西宮 | キャメロン・リドリー | PF/C | 632.32 |
横浜 | ウィリアム・マクドナルド | PF/C | 926.60 |
西宮 | ハーバート・ヒル | PF/C | 728.25 |
グループ5
グループ5には残念ながらあまり特筆するべきところがありませんが、強いて言うならスティール数、アシスト数では平均的です。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5 | 29 | -0.51 | -0.25 | -0.44 | -0.60 | -0.52 | 0.10 | 0.04 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスティール数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
西宮 | 松崎 賢人 | PG | 558.20 |
富山 | 水戸 健史 | SG | 1042.53 |
横浜 | 高島 一貴 | SG | 1071.80 |
SR渋谷 | 伊藤 駿 | PG | 1010.48 |
西宮 | 道原 紀晃 | PG/SG | 1675.98 |
新潟 | 畠山 俊樹 | PG | 1268.30 |
西宮 | 岡田 優 | SG | 652.22 |
滋賀 | 横江 豊 | PG | 488.07 |
名古屋D | 船生 誠也 | SF | 1262.17 |
琉球 | 渡辺 竜之佑 | PG/SG | 182.90 |
西宮 | 谷口 淳 | PF | 998.68 |
横浜 | 竹田 謙 | SG | 559.38 |
A東京 | 安藤 誓哉 | PG | 1347.63 |
A東京 | 菊地 祥平 | SF | 1045.72 |
横浜 | 蒲谷 正之 | SG | 318.43 |
横浜 | 佐藤 託矢 | PF | 975.53 |
三河 | 森川 正明 | SF | 184.32 |
横浜 | 満田 丈太郎 | SG | 1155.78 |
大阪 | 今野 翔太 | SG | 1335.73 |
大阪 | 藤高 宗一郎 | SF | 709.58 |
栃木 | 生原 秀将 | PG | 1005.67 |
北海道 | 川邉 亮平 | SF | 908.90 |
島根 | 岡本 飛竜 | PG | 730.65 |
滋賀 | 小林 遥太 | PG | 430.23 |
三河 | 村上 直 | PG | 477.05 |
京都 | 片岡 大晴 | SG | 1176.75 |
西宮 | 梁川 禎浩 | SG | 989.97 |
横浜 | 山田 謙治 | PG | 265.07 |
川崎 | 野本 建吾 | SF/PF | 447.55 |
グループ6
グループ6は圧倒的なアシスト力を誇るグループです。ガードの選手が属すると予想されますが、スリーポイントの本数は少ないことからシューターは属していないようです。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
6 | 8 | -0.73 | 0.79 | 0.11 | -0.37 | -0.57 | 0.61 | 2.31 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのアシスト数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
滋賀 | 並里 成 | PG | 1649.35 |
北海道 | 松島 良豪 | PG | 713.17 |
富山 | 宇都 直輝 | PG | 2035.30 |
三河 | 桜木 ジェイアール | PF | 1711.15 |
京都 | 伊藤 達哉 | PG | 1415.08 |
横浜 | 田渡 凌 | PG | 1043.53 |
三河 | 比江島 慎 | PG/SG | 1423.73 |
栃木 | 田臥 勇太 | PG | 1073.50 |
グループ7
グループ7はリバウンド数、ブロックショット数が多いことからインサイドの選手が予想されますが、スリーポイントの本数も0.76とわりかし多めなのが面白いです。外からも打てるインサイド選手ということでしょうか。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
7 | 13 | 0.76 | 0.51 | 0.35 | 1.18 | 1.11 | -0.31 | -0.04 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスリーポイントの本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
島根 | アル・ソーントン | SF/PF | 453.17 |
名古屋D | クレイグ・ブラッキンズ | PF/C | 1290.08 |
西宮 | コナー・ ラマート | PF | 680.67 |
SR渋谷 | ジョシュ・ハレルソン | PF/C | 1406.72 |
三遠 | ロバート・ドジャー | PF | 850.92 |
新潟 | ラモント・ハミルトン | PF/C | 685.05 |
富山 | サム・ウィラード | PF | 1416.00 |
大阪 | デイビッド・ウェア | SF/PF | 988.73 |
島根 | ブレンダン・レーン | PF | 352.78 |
滋賀 | オマール・サムハン | C | 733.75 |
A東京 | 竹内 譲次 | PF/C | 1172.08 |
千葉 | レオ・ライオンズ | SF/PF | 948.40 |
琉球 | アイラ・ブラウン | PF | 1722.18 |
グループ8
このグループはリバウンド、ブロックショットでは平均的ですが、他のスタッツはあまり目立ったところがなかったようです。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
8 | 16 | -1.20 | -0.45 | -0.37 | -0.03 | 0.01 | -1.01 | -1.11 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのリバウンド数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
富山 | 青木 ブレイク | PF | 358.58 |
名古屋D | 大宮 宏正 | PF | 126.43 |
西宮 | 坂井 レオ | PF/C | 270.02 |
滋賀 | 樋口 大倫 | PF | 265.50 |
西宮 | 土屋 アリスター時生 | C | 135.12 |
千葉 | 伊藤 俊亮 | C | 148.17 |
富山 | 小原 翼 | PF | 312.95 |
三遠 | 比留木 謙司 | PF | 121.37 |
島根 | 波多野 和也 | PF | 922.93 |
西宮 | 石塚 裕也 | PF | 739.77 |
千葉 | 荒尾 岳 | PF | 118.30 |
島根 | 小阪 彰久 | PF | 334.07 |
富山 | 葛原 大智 | SG | 178.30 |
西宮 | 内藤 健太 | SG | 277.10 |
新潟 | 遥 天翼 | SF | 847.23 |
川崎 | 鎌田 裕也 | PF/C | 787.35 |
グループ9
グループ9はスリーポイントを平均より多く打っているものの、2点シュート、スティール、アシストなどでは平均よりぐっと落ちており、スリーポイントシュートが特徴のグループとなりました。また人数も33人と最多です。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
9 | 33 | 0.61 | -0.94 | -0.83 | -0.64 | -0.58 | -0.91 | -0.66 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスリーポイント本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
京都 | 岡田 優介 | SG | 1410.28 |
大阪 | 安部 潤 | PG/SG | 214.88 |
名古屋D | 安藤 周人 | SG | 1351.97 |
琉球 | 田代 直希 | SF/PF | 1145.53 |
SR渋谷 | ルーベン・ボイキン | PF | 209.37 |
新潟 | 城宝 匡史 | SG | 1155.38 |
滋賀 | 狩野 祐介 | SG | 1379.80 |
名古屋D | 中務 敏宏 | SG/SF | 489.28 |
新潟 | 池田 雄一 | SF | 1151.37 |
新潟 | 今村 佳太 | SG/SF | 859.73 |
SR渋谷 | 杉浦 佑成 | SF | 225.60 |
三遠 | 大石 慎之介 | SG | 207.55 |
三遠 | 岩田 涼太 | SG/SF | 178.60 |
富山 | 大塚 裕土 | SG/SF | 1849.85 |
京都 | 晴山 ケビン | SF | 1033.43 |
島根 | 佐藤 公威 | SG | 1796.42 |
SR渋谷 | 長谷川 智也 | SG | 1038.93 |
栃木 | 遠藤 祐亮 | PG/SG | 1431.63 |
千葉 | 原 修太 | SG/SF | 680.83 |
京都 | 内海 慎吾 | SG | 1110.30 |
三遠 | 鹿野 洵生 | SF | 1307.05 |
琉球 | 金城 茂之 | SG | 238.78 |
大阪 | 根来 新之助 | SF/PF | 1158.48 |
三河 | 西川 貴之 | SF | 959.50 |
島根 | 熊谷 宜之 | SF | 486.78 |
新潟 | 鵜澤 潤 | PF | 875.63 |
A東京 | 正中 岳城 | SG | 469.22 |
滋賀 | 佐藤 卓磨 | SF/PF | 477.55 |
西宮 | セオン・エディ | SG | 367.75 |
SR渋谷 | 菊池 真人 | PF | 852.22 |
新潟 | 佐藤 優樹 | SG | 129.63 |
三遠 | 岡田 慎吾 | SG | 1083.22 |
川崎 | 栗原 貴宏 | SF | 796.18 |
グループ10
グループ10です。こちらもスリーポイントが特徴ですが、グループ9とは違って2点シュートもフリースローもそこそこ打っています。そこが違いですね。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 16 | 0.73 | 0.09 | 0.35 | -0.31 | -0.29 | -0.71 | -0.23 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスリーポイント本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
三遠 | カルティエ・マーティン | SG/SF | 430.00 |
琉球 | 古川 孝敏 | SF | 1101.25 |
名古屋D | ジェロウム・ティルマン | PF | 1042.20 |
三河 | 金丸 晃輔 | SG/SF | 1599.52 |
大阪 | 熊谷 尚也 | SF/PF | 1623.52 |
横浜 | 川村 卓也 | SG | 1685.23 |
千葉 | 小野 龍猛 | SF/PF | 1599.80 |
A東京 | ジャワッド・ウィリアムズ | PF | 1165.58 |
横浜 | 湊谷 安玲久司朱 | SG | 104.25 |
名古屋D | 張本 天傑 | SF/PF | 1180.25 |
北海道 | 折茂 武彦 | SG | 1114.48 |
北海道 | 野口 大介 | PF | 998.17 |
北海道 | 牧 全 | SG | 346.57 |
SR渋谷 | 満原 優樹 | PF/C | 1145.38 |
京都 | 永吉 佑也 | PF/C | 1508.92 |
大阪 | 橋本 拓哉 | SG | 1198.43 |
グループ11
グループ11は再びアシストが特徴的なグループです。ただスリーポイントは多めながら、2点シュートは少なめのグループです。アシストが得意なスリーポイントシューターというところでしょうか。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
11 | 21 | 0.48 | -0.55 | -0.47 | -0.84 | -0.70 | 0.06 | 1.66 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのスリーポイント本数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
川崎 | 辻 直人 | SG | 1572.38 |
琉球 | 岸本 隆一 | PG/SG | 1529.52 |
千葉 | 富樫 勇樹 | PG | 1391.82 |
新潟 | 五十嵐 圭 | PG | 1829.97 |
琉球 | 二ノ宮 康平 | PG | 752.68 |
名古屋D | 笹山 貴哉 | PG | 1433.50 |
川崎 | 藤井 祐眞 | PG | 1419.12 |
横浜 | 細谷 将司 | PG | 1346.97 |
琉球 | 石崎 巧 | PG/SG | 699.05 |
A東京 | 田中 大貴 | SG | 1552.17 |
大阪 | 木下 博之 | PG | 1088.40 |
北海道 | 伊藤 大司 | PG | 729.07 |
三遠 | 鈴木 達也 | PG | 1293.62 |
北海道 | 多嶋 朝飛 | PG | 1357.20 |
島根 | 渡邊 翔太 | PG | 1076.67 |
川崎 | 篠山 竜青 | PG | 1296.20 |
SR渋谷 | 山内 盛久 | PG/SG | 1225.80 |
A東京 | 小島 元基 | PG | 956.77 |
名古屋D | 藤永 佳昭 | PG | 870.82 |
新潟 | 森井 健太 | PG | 355.38 |
富山 | 宮永 雄太 | PG | 405.13 |
グループ12
ブロックショットグループです。合わせてリバウンドや2点シュート、フリースローの本数も多いですね。はい、インサイドです。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12 | 13 | -1.19 | 0.90 | 0.83 | 1.45 | 2.36 | 1.14 | -0.48 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのブロックショット数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
横浜 | ハシーム・サビート | C | 1396.60 |
SR渋谷 | ブランデン・ドーソン | SF/PF | 122.43 |
滋賀 | ディオール・フィッシャー | PF/C | 1777.80 |
栃木 | アンドリュー・ネイミック | C | 253.22 |
北海道 | ダニエル・ミラー | C | 1287.72 |
北海道 | マーク・トラソリーニ | PF/C | 1484.45 |
琉球 | ハッサン・マーティン | PF/C | 1612.88 |
千葉 | マイケル・パーカー | PF | 1520.30 |
A東京 | ランデン・ルーカス | C | 259.37 |
琉球 | ヒルトン・アームストロング | C | 1259.58 |
京都 | マーカス・ダブ | PF | 886.98 |
島根 | ジャミール・マッケイ | PF | 131.10 |
大阪 | グレッグ・スミス | PF/C | 438.32 |
グループ13
最後のグループになります。こちらもインサイドの選手が予想されますが、どちらかというとリバウンドが貢献だった選手のようです。
グループ | 人数 | 3点シュート試投数 | 2点シュート試投数 | フリースロー試投数 | リバウンド数 | ブロックショット | スティール数 | アシスト数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
13 | 14 | -1.23 | 0.64 | 0.58 | 1.24 | 0.79 | -0.68 | -0.84 |
このグループには以下の選手が属しました。時間あたりのリバウンド数の多い順に並べています。
TEAM | PLAYER | PO | MIN |
---|---|---|---|
川崎 | ルー・アマンドソン | PF | 445.30 |
三河 | アイザック・バッツ | C | 1622.28 |
西宮 | ジョーダン・ヴァンデンバーグ | C | 375.92 |
三河 | コートニー・シムズ | PF | 471.50 |
A東京 | ブレンダン・レーン | PF/C | 555.98 |
三河 | ダニエル・オルトン | PF | 919.82 |
新潟 | ジャレッド・バーグレン | PF/C | 446.33 |
三遠 | スコット・モリソン | C | 1294.50 |
島根 | ジーノ・ポマーレ | PF/C | 652.20 |
SR渋谷 | ジャマール・ソープ | SF/PF | 259.00 |
栃木 | 竹内 公輔 | PF/C | 1549.95 |
新潟 | オースティン・ダフォー | PF | 696.10 |
滋賀 | ファイ サンバ | C | 1156.42 |
三遠 | 太田 敦也 | C | 1358.40 |
まとめ
冒頭で述べたとおり半分ネタだったのですが、個人的にはけっこう面白い結果が出たのではないかと思います。冒頭に挙げた例のうち、富樫と篠山が同じグループに入ってしまったのはご愛嬌ということで。
あと別の記事でも述べましたが、シーズンの途中で移籍があるとその選手に関するスタッツが複数できてしまいます。今回面白かったのが、その複数のデータが同じグループに属さなかったことです。やはりチームが変われば役割が変わってくるということなのでしょうか。
参考書籍
上述のAyasdiの話も合わせて、以下の書籍を参考にしました。

Basketball Analytics: Spatial Tracking
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