2017-18シーズンのスリーポイント成功率王に輝いたのは栃木の喜多川でした。おめでとうございます。
規定をちゃんと読んでいなかったのですが、51試合以上に出場していることが条件になっていたんですね。スリーポイントを決めた回数に制限があるのは知っていたのですが、試合数の制限については見落としていました。
仮にこの試合数の制限がなかったとすると、スリーポイントの成功率ベスト10は以下のようになったはずです。
試合数の制限がなかった場合のスリーポイント成功率ベスト10
TEAM | PLAYER | 試合数 | 出場時間(分) | 3P成功率 | 3P成功数 | 3P試投数 | 試合ごと3P成功数 | 分ごと3P成功数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
船橋 | 富樫 勇樹 | 50 | 1391.82 | 41.8% | 117 | 280 | 2.34 | 0.08 |
栃木 | 喜多川 修平 | 59 | 1161.83 | 41.7% | 90 | 216 | 1.53 | 0.08 |
富山 | 大塚 裕土 | 60 | 1849.85 | 39.7% | 106 | 267 | 1.77 | 0.06 |
三河 | 金丸 晃輔 | 57 | 1599.52 | 39.5% | 107 | 271 | 1.88 | 0.07 |
島根 | 佐藤 公威 | 59 | 1796.42 | 39.3% | 101 | 257 | 1.71 | 0.06 |
川崎 | 辻 直人 | 58 | 1572.38 | 38.9% | 145 | 373 | 2.50 | 0.09 |
三遠 | 田渡 修人 | 60 | 1686.48 | 38.7% | 118 | 305 | 1.97 | 0.07 |
横浜 | 川村 卓也 | 57 | 1685.23 | 36.8% | 95 | 258 | 1.67 | 0.06 |
琉球 | 岸本 隆一 | 60 | 1529.52 | 36.1% | 118 | 327 | 1.97 | 0.08 |
京都 | 岡田 優介 | 60 | 1410.28 | 36 % | 108 | 300 | 1.80 | 0.08 |
登場人物に変化があったのは、富樫が加わり、成功率では1位になったことだけでした。富樫はあと1試合のところでランキングに入るチャンスを失ってしまったので、若干勿体なかったですね。
その他の指標ではなんと川崎の辻がすべてにおいて他の選手を上回っていました。さすが日本代表シューターというところでしょうか。以下に辻のスリーポイント成功率と成功数がどのように推移したかをグラフにしてみました。
30試合くらいまでは40%以上の成功率をキープしていたようですが、後半に若干成功率が下がってしまった様子が分かります。
続いて同じ要領で喜多川の推移も見てみましょう。
喜多川は逆に後半に確率を伸ばした印象です。最後の5試合くらいでの伸びがいいですね。
富樫を見てみましょう。
怪我から復帰してからの伸びが凄い!そしてスリーポイントをなんと11本決めた15試合目のアルバルク東京戦、やはり目立ちます。怪我で戦線を離れていなかったらどうなっていたのか、来シーズンは是非ともフルで活躍して欲しいですね。
続いて大塚です。今シーズンはSR渋谷から富山に移籍した後に見事な飛躍を遂げました。
序盤戦は成功確率でトップを走っていた印象の大塚ですが、試合を追うごとにコンスタントに確率を落としてしまったようです。この辺は大塚の個人の問題というよりは、富山のチームの事情による理由も大きそうです。
最後に金丸です。
非常に正確無比な印象のある金丸ですが、やはりスリーポイントの成功確率については一定の水準をずっと保っていたようです。ある意味ここで紹介した選手の中で一番凄みのあるチャートになったと個人的には思います。
まとめ
2017-18シーズンを彩ったスリーポイントシューターの成績を振り返ってみました。来年はどのようなシュートが見られるのか。スリーポイントシュートの重要性は年々増す傾向にあり、来シーズンも間違いなくホットなエリアのひとつとなるでしょう。