今シーズンB1第23節(39試合)までのPlay By Playデータを解析し、誰が誰にアシストをしているのかを調べてみました。
この記事ではその情報を使い「アシストされた数」の総数と1試合平均について、今シーズンのトップ10を出してみたいと思います。
その前に完全に余談ですが、NBAを見始めた中学生の頃、当時のユタ・ジャズの名コンビ、ジョン・ストックトンとカール・マローンのファンでした。ストックトンのアシストも、マローンのフィニッシュも、どちらもとても素晴らしいものでした。
アシストって得点が決まらないと付きませんし、得点も良いアシストが来ることで決めやすくなりますし、そういう持ちつ持たれつの関係がとても好きです。
アシストされた数トップ10(総数)
チーム | 選手 | 回数 |
---|---|---|
川崎ブレイブサンダース | ニック・ファジーカス | 290 |
島根スサノオマジック | ブライアン・クウェリ | 250 |
京都ハンナリーズ | デイヴィッド・サイモン | 225 |
新潟アルビレックスBB | ニック・パーキンズ | 219 |
アルバルク東京 | アレックス・カーク | 217 |
大阪エヴェッサ | ジョシュ・ハレルソン | 216 |
千葉ジェッツ | マイケル・パーカー | 172 |
宇都宮ブレックス | ライアン・ロシター | 172 |
川崎ブレイブサンダース | ジョーダン・ヒース | 171 |
サンロッカーズ渋谷 | ライアン・ケリー | 167 |
何となく予想のついていた方も多いかと思いますが、2位以下をかなり離してファジーカスがトップですね。
確かにファジーカスは(例えば三河のガードナーのように)1 on 1の個人技から得点を取るようなタイプではなく、チームのボールの流れの中で得点を取ることに長けている選手です。この結果にファジーカスと川崎のチームの在り方が表れているように思います。
2位のくクウェリは意外でした。と言うのもクウェリは得点王争いに顔を出すような選手ではなく、今シーズンここまでの平均得点は20点を下回っています。ここから察するにクウェリの総得点において「アシスト付き得点」の割合はかなり高いと思われます。
この「アシスト付き得点」の割合については別の記事でネタにする予定です。
アシストされた数トップ10(1試合平均)
チーム | 選手 | 試合数 | 平均 |
---|---|---|---|
川崎ブレイブサンダース | ニック・ファジーカス | 39 | 7.435897 |
島根スサノオマジック | ブライアン・クウェリ | 36 | 6.944444 |
富山グラウジーズ | ジョシュア・スミス | 4 | 6.750000 |
京都ハンナリーズ | デイヴィッド・サイモン | 34 | 6.617647 |
サンロッカーズ渋谷 | ライアン・ケリー | 27 | 6.185185 |
大阪エヴェッサ | ジョシュ・ハレルソン | 35 | 6.171429 |
アルバルク東京 | アレックス・カーク | 36 | 6.027778 |
サンロッカーズ渋谷 | セバスチャン・サイズ | 25 | 6.000000 |
レバンガ北海道 | マーク・トラソリーニ | 19 | 6.000000 |
新潟アルビレックスBB | ニック・パーキンズ | 37 | 5.918919 |
平均にしても1位、2位に変化はありませんでした。4試合で残念にも怪我による離脱をしてしまった富山のスミス、外国籍選手のローテーションが頻繁な渋谷のケリーやサイズなどの名前が目立ちます。
京都のサイモンは相棒のマブンガから桁違いのアシストを受けていて、おそらくBリーグ最強のホットラインがこの2人なのではないかと思っているですが、この最強ホットラインを調べるのも別の記事のネタにしようと思っています。
B1第23節終了時点でアシスト回数トップ4のジュリアン・マブンガ、富樫勇樹、齋藤拓実、並里成がそれぞれ誰にアシストをしているのか。マブンガ→サイモンのホットラインは文字通り桁違い。 pic.twitter.com/RoBCcpFxQ0
— 手洗い徹底の増田林太郎 (@rintaromasuda) 2020年2月23日
最後になりますが、アシストの受け手が誰なのかって結構普通の情報だと思うので、Bリーグさんのスタッツシステムで簡単に取得できるようになると嬉しいですね。
少なくてもNBAのPlay by Playのデータでは、アシストの情報はシュートの情報に紐づいて記録されています(とか書き出すと出羽守かよってなっちゃいますけど…)