データとバスケ

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地区制の狙いのひとつは総観客動員数の最大化だろうか?

すごく単純化した話ではありますが。

総観客動員数を増やしたいのであれば、お客さんを呼べるゲームをたくさんやった方がいいです。お客さんをたくさん呼べるゲームというのは、人気チーム同士のゲームだと思います。人気チーム同士が近所だとさらに都合がいいです。アウェイチームのお客さんが足を延ばしやすくなります。

ご存知の通りBリーグの地区制はリーグ内での対戦数をいびつな状態にしてしまっています。この制度の設計、私が勝手に予想しているだけですが、総観客動員数の最大化というのも大きな狙いのひとつだったのではないでしょうか。簡単に言えば、ある程度の動員が見込めそうなチーム同士のカードを増やしたかったのではないかと。

そんな仮説を持っていたので、ここ3シーズンのB1の観客動員数をホームチームとアウェイチームの地区別に見てみました。2018-19シーズンは40ゲーム終了時点までのデータとなっております。

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やはり東地区同士というのは動員の見込める組み合わせであるようです。中地区や西地区のホームチームが東地区のチームを迎え入れたときよりも集客力があるようなので、まあ単純に考えれば東地区同士の対戦が多い方が総観客動員数には好影響がありそうです。

もちろんもしかしたら東地区の人気チームがもっと中地区、西地区に来た方が好影響がいっぱいあるかもしれないですし、観客動員数の少ないカードも同じように増えてしまって逆に問題のあるやり方かもしれませんし、何より地区制が観客動員数増を狙っているではというのも私の勝手な仮説なのでその辺はご了承くださいませ。

いずれにせよ対戦数を変更したら総観客動員数は何かしらの影響(繰り返しますが、好影響かもしれません)を受ける可能性が高そうで、2020年までに観客動員数の平均成長率10%を掲げているBリーグさんにとっては中々おいそれと弄ることができる部分ではないかもしれません。

それにしても、2018-19シーズンは東地区同士のゲームの人気が更に増しているようで気になりますね。理想的には、どんな組み合わせでも似たような動員が見込めるように近づいていくのが望ましいと思いますが、東地区への依存が強くなってしまっているように見えます。