データとバスケ

バスケをデータから楽しむブログです。

これまで3シーズンのすべてのゲームの観客動員数を見てみる

Bリーグ開幕からこれまで3シーズンのすべての観客動員数を見てみましょう。なお2018-19のデータは31試合終了時点までです。3シーズン合わせてなんとここまで2709試合。

レギュラーシーズンだけでもこのゲーム数です。日々これだけのゲームを回されている運営の方々には感謝の気持ちでいっぱいですね。ありがとうございます。

さて以下の図はそのすべてのゲームを時系列にプロットしたものです。B1とB2で色分けをしています。直線はいわゆる回帰直線で、要は直線でこれらの点を近似するとしたらどんな線になるのかを計算で求めたものです。

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まず回帰直線ですが、嬉しいことにB1、B2ともの緩やかではありますが上昇傾向にありますね。Bリーグが目標にしている年平均成長率10%に届くかと言われれば届かないかもしれませんが、いずれにせよグッドニュースです。

また若干ではありますがB1とB2の差が詰まってきているようにも見えます。B1のトップチームはアリーナのサイズの問題で動員数をこれ以上増やすことが難しいチームも出ていますから、これは伸び代のあるB2が成長している証として素晴らしいのではないかと思います。

ちなみに上のデータは若干の季節変動があります。それを見るために同じデータを月ごとに分類してみましょう。こちらはシーズンで色分けを行っています。今回はこのブログではおなじみの箱ひげ図は使わず、ジッタープロットと呼ばれる図を使います。

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季節変動ですが、開幕から年末年始に向けて徐々に動員数を減らし、そこからシーズン終盤の5月に向けてまた動員数が伸びていく様子がわかると思います。もちろんこんなこと図にしなくても分かりきっていることなのですが、こうして見てみると面白いものです。

今度は曜日ごとに分けてみましょう。今シーズンは平日開催を増やしており、特に地方都市での観客動員数への影響が心配されています。

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今シーズンの水曜日はなかなか健闘しているのではないでしょうか?今シーズンの終盤に向けてどれだけの水曜日開催が残っているか知らないのですが、中盤時点でも前2シーズンにあまり見劣りしていませんから、終盤の水曜日開催ではさらに多い動員が期待できるのではと思います。

ちなみにそうやってシーズン間で値を比べたいのであれば、やはり箱ひげ図が便利ですね。ジッタープロットだとそれぞれのグループのデータ量のイメージが掴めるので、このように曜日ごとにデータ量が全然ちがうことを表現するのには都合が良いのですが。

サンプルコード

この記事にある図を描いたときのコードがこちらにあります。