NBAのスタッツサイトによると、コービー・ブライアントはキャリアを通して26,200本のFGAをレギュラーシーズンで、4499本のFGAをプレーオフにて記録しています。
NBAのAPIを使ってデータを取得してみると、なぜかレギュラーシーズンの方は2本少ない26,198本のFGAが見つかるのですが、いずれにせよ1本1本の細かい情報まで取得できます。
コービーと言えばミドルレンジからのジャンパーの印象が強いです。実際、レギュラーシーズンに放ったFGAの1万本以上がミドルレンジからのシュートでした。4割以上のシュートがミドルレンジからだったことになります。
コービーのNBA初FGAは1996年11月3日の対ミネソタ・ティンバーウルブズ戦、1Q残り42秒、リングから18フィートの距離から打ったミドルジャンパーだったようです。映像で確認すると、これはどうやらエアボールに終わったようですね。
Kobe Bryant Week: Kobe makes his NBA debut in 1996!
コービーのキャリア最後のFGAもミドルジャンパーでした。そしてこちらは決めました。ご存じの通り2016年4月13日の引退試合ユタ・ジャズ戦。60点を取ったゲーム。右のショルダーくらいからの24フィートの距離のジャンパーでした。4Q残り31秒のシーン。
Kobe Bryant's Last Shot of his Career
エアボールのミドルジャンパーで始まったコービーのNBA、それは60点取った引退試合のミドルジャンパーで幕を閉じました。コービー・ブライアントはその間にレギュラーシーズンのみで1万本以上のFGAをミドルレンジから記録しました。
そんなコービー・ブライアントの軌跡は、我々の記憶にも、そしてNBAのデータベースにも残り続けます。
そう言えばデータ分析サイトのKaggleでも、コービーのFGAを題材に以下のようなコンペが作られたりもしました。またこんな企画も面白いかもしれませね。
彼が残してくれたもの、それはいつまでもいつまでも様々な形で輝きを放ち続けることでしょう。