NBAのスタッツページを軽く見たところ、今季ロケッツはスリーポイントシュートを1番打っているチームのようです。試合平均で43本も打っているようなのです。NBAの試合時間が48分であることを考慮して1.2で割ると、1試合40分換算で約36本ということになります。
Bリーグの方を見てみましょう。下の図はB1の各チームが今季のここまでの試合で何本のスリーポイントを打ってきたのかを箱ひげ図にしたものです。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズと新潟アルビレックスBBが抜けていますね。それでも中央値(箱の中の線)、平均値(赤の+マーク)ともに約25本という辺りですから、ロケッツと比べるとそこまではスリーポイントシュートを打っていないようです。
ただ両チームともこれは偶然多く打っているというわけではなく、もちろん戦略的なものだと思われます。下の図は両チームのスリーポイント試投数のここ3シーズンの推移を見たものです。
新潟アルビレックスBBは明らかに本数の増加が見られます。もちろん選手の入れ替わりなどによる要因もあるとは思いますが、基本的には最近のバスケットのトレンドを考慮してのことでしょう。
名古屋ダイヤモンドドルフィンズの方は新潟ほど顕著ではないですが、少なくても75パーセンタイル(箱の上辺)は確実に増加の傾向にあるようですし、おそらく今季の終盤には中央値ベースでも昨季を上回るのではないでしょうか。
最後に(と言うとおまけみたいに響いてしまうかもしれませんが)、同じデータをB2の各チームについて見てみたいと思います。
信州ブレイブウォリアーズ、非常に多いですね。中央値、平均値ともに30本にせまる勢いですから、新潟アルビレックスBBや名古屋ダイヤモンドドルフィンズよりもスリーポイントを打っていることになります。
信州ブレイブウォリアーズはもともとかなりスリーポイントを打っているチームのようですが、今シーズンはそこからさらに打つようになったようです。今シーズン同チームは好調ですが、これと無関係ではないと予想します。