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特定の選手の得点力に各チームはどれくらい依存しているか?

経済の世界ではパレートの法則、または80:20ルールとして知られている現象があります。例えばあるブログサイトでは20%のユーザーが80%の記事を書いていたりですとか、80%の仕事は20%の時間で片付いてしまうとか、実に様々な所で観測される現象です。

バスケットの得点にもこれは当てはまるでしょうか?つまり、80%の得点を20%の選手が挙げていますでしょうか?B1の各チームでこれを見てみる為に、チームごとにパレート図と呼ばれるグラフを作成します。

パレート図とは

実際に見ながら説明した方が早いと思うので、下のシーホース三河の例で説明させて下さい。

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棒グラフは単純に総得点の高い順に左から選手を並べただけです。折れ線グラフは総得点に対する累積の得点の割合を示していて、例えば三河の場合、桜木、金丸、比江島の3人でチームの総得点の約50%を挙げたことが分かります。

50%のラインと80%のラインは私が見やすいように便宜上引いたものです。

ではグラフの読み方が分かったところで、各チームのパレート図を見てみましょう。

シーホース三河

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ご存知の通り三河はチーム全体の得点力のバランスがずば抜けていて、その為にこの折れ線グラフの上がり方が非常に緩やかです。7人目の西川でようやく80%を超えました。

千葉ジェッツふなばし

f:id:rintaromasuda:20180619215902j:plain 千葉も全体の攻撃力が高く、チェンバースまでの6人で80%の得点を挙げています。ライオンズはもっと点を取っているような印象でしたが、小野から少しだけ落差がありますね。

アルバルク東京

f:id:rintaromasuda:20180619220127j:plain アルバルク東京も千葉と同じような傾向と言っていいと思います。バランスキーまでの7人で80%を超えました。

琉球ゴールデンキングス

f:id:rintaromasuda:20180619220144j:plain 琉球もここまでのチームと似たような傾向でしょうか。7人目の津山で80%です。

川崎ブレイブサンダース

f:id:rintaromasuda:20180619220817j:plain これは大分様子が違います。川崎はツジーカスで総得点の半分近くを挙げてしまいました。長谷川までの6人で80%です。川崎はセカンドチームの得点力に課題があると感じていましたが、このパレート図を見てもそのような印象を受けます。

ちなみにこの図を見て気が付きましたが、藤井は総得点では篠山を上回っていたようです。

京都ハンナリーズ

f:id:rintaromasuda:20180619220831j:plain 似たような傾向に戻りました。7人目の晴山で80%です。

栃木ブレックス

f:id:rintaromasuda:20180619220844j:plain 栃木はさらに折れ線グラフが緩やかになった感じがあります。8人目の鵤で80%超えとなりました。川崎と同様、セカンドチームの得点力には疑問符が付きそうです。

名古屋ダイヤモンドドルフィンズ

f:id:rintaromasuda:20180619221306j:plain 7人目の中東で80%を超えています。中々の全員バスケです。

新潟アルビレックスBB

f:id:rintaromasuda:20180619221319j:plain 川崎と似た傾向となりました。得点王のガードナーと五十嵐でほぼ半分の点数を挙げています。7人目の鵜澤で80%です。

サンロッカーズ渋谷

f:id:rintaromasuda:20180619221418j:plain 上位3名が抜けており、今までになかった形です。7人目の山内で80%です。

レバンガ北海道

f:id:rintaromasuda:20180619221433j:plain トラソリーニ以外はまんべんなく点数を取っている印象で面白いです。8人目のトンプソンで80%ラインを超えます。

三遠ネオフェニックス

f:id:rintaromasuda:20180619221445j:plain エース不在の全員バスケという感じがするグラフです。個人的には非常に好きです。8人目のマーティンで8割超え。ですが岡田以降の点数はがくんと落ちています。これもやはりセカンドチーム問題でしょうか。

滋賀レイクスターズ

f:id:rintaromasuda:20180619221330j:plain 並里がここまで得点を挙げていたとは気が付きませんでした。7人目のジョイスで80%を超えます。

富山グラウジーズ

f:id:rintaromasuda:20180619221833j:plain 7人目のチャップマンで80%です。

大阪エヴェッサ

f:id:rintaromasuda:20180619221854j:plain 8人目の根来で80%。

横浜ビーコルセアーズ

f:id:rintaromasuda:20180619221909j:plain 7人目の田渡で80%。

西宮ストークス

f:id:rintaromasuda:20180619221925j:plain 8人目で80%超えです。富山から電撃移籍した岡田ですが、スコアラーとしては結果が残せなかったようです。

島根スサノオマジック

f:id:rintaromasuda:20180619221938j:plain 9人目の山本で80%超え!島根が80%到達までの人数では一番でした。

まとめ

ざっと見たところ、6人から8人の得点力の高い選手がチームの80%の得点を挙げるということが分かりました。